真性包茎手術の際に使う糸の違い

真性包茎手術の場合には、メスを入れて縫合することになりますが、その際に使う糸は主に2種類のものが挙げられます。
一つが溶ける糸、そしてもう一つが溶けないナイロンの糸です。
真性包茎手術を受ける前に、この二つの違いについて知っておくことは重要です。

まず最初にとける糸の特徴についてですが、基本的に1週間から3週間ほどぐらいでとけることになります。
どちらかと言うとぶつぶつとちぎれるような感じで落ちていくのがひとつの特徴です。
本来であれば体の中で使うものであり、それは体の中では抜糸ができないからです。
血管同士をつなぎ合わせたりする際に使われます。
体の水分に反応して溶ける性質であるため、炎症しやすく傷がきれいにならない事が一つの特徴と言えます。
もうひとつのナイロン糸は、基本的に体の外に使うものです。
本来の用途からもわかるように傷口を縫い合わせる際に使います。
溶けないので必ず抜糸が必要になるでしょう。

真性包茎手術の際にはナイロン糸を選びたい

真性包茎手術の際にはナイロンよりも溶ける糸を使うところも多く見られますが、なぜわざわざ体内に使うはずのとける方で傷口を縫うのかと言うと、抜糸の必要がなく再診の必要がないからです。
患者にとってはわざわざ病院に行く手間を省くことができ、病院側にとってもこれがメリットにあたります。
違いで費用が変わってくるのかという疑問を持つ人も多いかもしれませんが、それはクリニックによりことなります。
一つの例を挙げると、とけるものを使った時に30万円、ナイロンを使った時に30万円にしているところもあり、どちらを使ったからといって費用が高くなるなどのことはありません。
どちらを選べば良いのか悩んでしまう人も多いかもしれませんが、自分で選ぶことができるのであればナイロンを選んだ方が良いでしょう。
ナイロンの方が傷跡は綺麗に仕上がるのが特徴です。
溶ける糸の一番のメリットは術後に再診がいらないことなので、遠方の人には向いているかもしれません。

まとめ

このように真性包茎手術の際には、溶ける糸と溶けないナイロン糸の二つが使われることがあります。
クリニックにより費用の設定もまちまちですが、どちらの糸でも値段を変えないクリニックは良心的とも言えるでしょう。
糸の値段で差をつけることはクリニック側の都合であり、患者のためではないからです。
また糸の種類を選ぶよりも、綺麗に仕上げることが出来るかは、真性包茎手術後のセルフケアをしっかりと出来るかどうかにかかっています。
綺麗な仕上がりを目指して、アフターケア、セルフケアもしっかりと行いましょう。