真性包茎の手術の仕組みは?

真性包茎は包皮口が亀頭より小さいために亀頭を露出させることができない状態のことを指し、通常時でも尿道に悪影響を与えるため排尿障害の原因ともなりますし、勃起した際に圧迫されるため痛みが伴うなどをして正常な性行為を行えなくなるため治療の対象となっており、健康保険を使っても行うことが可能です。

真性包茎の治療方法としては手術を行って余分な皮膚を切除してしまう方法で、切除に伴って縫合を行う必要があります。
また切除の方法によって仕上がりが変わってくるため見た目を重視する場合には美容クリニックなどで受けるということも選択肢の一つですが、健康保険が適用されないので費用は高額です。

通常の健康保険による手術であれば費用は3割負担で行うことができるので10万円以下で行うことができますが、仕上がりに不満を覚えるというケースも珍しくはありません。
一方で真性包茎を美容クリニックで受ける場合には、縫合時に吸収糸を使うなどして術後の負担を減らすということも行われています。

吸収糸を使うことのメリットと費用の違い

手術において縫合というのは切った皮膚を糸によって繋ぎ止めるもので、通常は傷口がしっかりと塞がった時点で不要となった糸を取り除く抜糸作業を必要とします。
一方で美容クリニックなどで使われるようになっているのが吸収糸と呼ばれるもので、時間の経過とともに体内に吸収されてしまう人を用いることで抜糸作業を省略することができます。
吸収糸を使うことのメリットは抜糸のためにもう1度通院しなければならないということを省略することができるということで、遠方のクリニックで真性包茎の手術をする場合には向いています。

吸収糸は従来使われているナイロン糸と比べると高価なものであるため、費用は増える傾向にあります。
ただ、クリニックによってその違いがありナイロン糸と変わらない金額で費用で提供しているところもあるため注意が必要です。
また一般的な泌尿器科の病院では吸収糸を使わないため、通院する回数は増えてしまいます。

まとめ

真性包茎の手術で吸収糸を使うという選択肢のメリットは、抜歯に必要な通院回数を省略することができるという点です。
遠くのクリニックで手術を受けたり、また通院する時間がない人には向いているものですが、一方で対応しているクリニックは限られることもあり、必ず吸収糸で手術を受けられるというものではありません。
費用面は従来のナイロン糸よりも高くなる傾向にありますが、いずれにしても費用やメリットを理解した上で吸収糸を利用することが大切です。